「介護過程」とは、ご利用者が望む「より良い人生」を実現するという介護の目的を達成するために行う、専門知識を活用した客観的で科学的な思考過程のことです。
感情や経験のみに頼るのではなく、アセスメント⇒計画の立案⇒実施⇒評価⇒アセスメント…と、根拠に基づいた介護を継続していくことで、見通しを持って日々のケアを行っていくことができます。
当社の掲げるケアの3原則「生活の継続性」「潜在能力の活用」「自己決定の尊重」に基づいたケアを行うために必要な考え方として、昨年度からリーダークラスを対象に集合研修で実施しています。
昨年度に引き続き、今年度もケアの中心となるリーダークラスのスタッフが受講しました。
講師は、ライフサポート設立以降、ずっとお世話になっている岡村ヒロ子先生です。ご自身も介護職として現場でのケアに携わられた後、介護業界においての教育の重要性を感じ、日々講演や講義に精力的に飛び回っておられる大変パワフルな先生です!
午前中は、介護過程の基礎的理解の講義です。具体例を交えつつ、大変分かりやすくお話しいただきました。
お昼休憩を挟み…
午後からは、グループディスカッションの時間です。
3つの課題から、1つ選び、その方の介護計画を立案していくというものです。
それぞれのグループには、訪問介護、デイサービス、有料老人ホームと職場が混じるようになっており、初顔合わせのメンバーもいましたが、各々の視点から活発に議論が進められていました。
ディスカッションに入ると時間の進みがより一層早く感じられます。あっという間に定刻の17時半になり、続きは各自課題で行っていくことになります。
後半は8月21日の実施です。各々実施した課題を持ち寄り、一つの介護計画にまとめ上げ、各班が発表するという時間になります。
昨年度、本研修を受けたメンバーが各職場にいてますので、そのメンバーの力も借りつつ、その方の「より良い人生」実現のための介護計画を作るべく、約1ヵ月をかけて課題に取り組んでいきます!