ひとつ屋根の下、残りの人生を一緒に歩んでいきたい

以前、家内が体調を崩し、近くのホームに入居しました。私がひとりで自宅にいると、ここで自分は何をがんばっているんだろうと思い、ホームへの転居を決めました。
ここにはサポートセンターがあって、家内も一緒に入れるのが決め手でした。部屋は別々ですが、また一つ屋根の下で暮らすことができ、ありがたいと思っています。
スタッフの皆さんの対応も良いですね。気配りが素晴らしい。褒めすぎかな(笑)
入居者も皆さん気さくで、すぐに打ち解けました。入居当初、自分で名札を作り胸につけていたら「そんなことをする人は初めてです」と、皆さん随分驚かれました。
趣味は歴史。特に古代史が好きです。この近辺は歴史の宝庫ですから、行ってみたいところがたくさんあります。家内は習字をしていて、文化祭には作品を出品したんですよ。
現役時代は仕事が忙しく、家事も育児も家内に任せっきり。その贖罪というわけではありませんが、いま毎日一時間、ふたりで散歩するのが日課です。
ゆっくり歩いていると、家内が「青空がきれいねえ」なんて言うんですよ。それを聞くと、また明日も来ようと思います。結婚して55年、残りの人生、こうして一緒に歩んでいきたいですね。

T様ご夫婦(80代)