4月9日、ローズライフ京都で使用しているリフトのメーカーであるスウェーデンのハンディケア社より、技術指導の担当OT(作業療法士)ホーカン氏が、ローズライフ京都に来られました。
実際ホームで使用しているリフトの設置環境を確認してもらい、使用時における課題などをホームのOT、PTと意見交換をし、アドバイスをいただきました。
その後、ホーカン氏に当社スタッフへの研修を実施してもらいました。研修内容は、当社は、実際にノーリフティングケアを実践していることもあり、実際のケア場面で困っている事への質疑応答のかたちで進めてもらいました。
参加スタッフからは、次から次へと質問がでていました。その内容は、現場でしっかりノーリフティングケアを実践しているからこそ、でてくる質問ばかりです(本当に内容の濃い質問でした)。ホーカン氏から、たくさんのアドバイスをいただき、皆も大きく頷きながら、「是非実践していきたい!」と声にしていました。
スタッフは英語がよく解らないはずですが、同じケアの仕事をしているので、通訳をしていただく前に、理解できている事が多く、「通訳いらないですね」と、言われ、どんどん実習しようとする積極的な受講態度にホーカン氏も驚いておられました。
また、福祉用具の活用だけでなく、スウェーデンで実践されているケアの方針や認知症の方との接し方など、たくさんの学びを得る事ができました。
現在、ホームでは利用していないたくさんの用具も体験することができ、スタッフは視野を大きく拡げることができたと思います。
上の写真は、今回の研修で、多くのスタッフが心動いた用具です。立ち座りを補助し、下にキャスターがついているので、移動も可能の用具です。
「これを使用すれば、◯◯時の負担がグッと減るかも、ご入居者がもっと自分で動きやすくなるかも…」話が尽きない状態になりました。さすが、ご入居者の生活を直接支えているスタッフ達です。ケアの話になると話が止まりません(本当に嬉しい~)。
2時間という研修時間は、あっという間に過ぎていきました。充実した時間となった証拠かと思います!!
今後もより良いケアを目指して、たゆまぬ技術向上に努めてまります。