妻に先立たれてから私は、長くひとり暮らしをしていました。
当時は独居の高齢者が共同生活する企画を考えたり、自分でパソコンに挑戦しながら自伝をまとめたり、仲間との意見交換会を開いたりと、いろいろな活動に取り組み、充実した毎日でしたね。ところがある日、自宅で倒れてケガをしてしまい、1か月ほど入院することになったんです。
そのとき、以前から利用していた「ALSOK(当時「京阪」)ライフサポート宇治デイサービスセンター」で、またケガをする危険があるのではないかとご心配いただき、息子と相談してこちらへ入居することにしました。
現在ここでは、多目的ボールで行われる体操に毎朝必ず参加し、お買い物ツアーや季節の行事も、皆さんと一緒に楽しんでいます。時々、スタッフさんのちょっとしたお手伝いもさせてもらったり…(笑)。
定期的に息子や孫が病院へ連れて行ってくれますが、このホームへ戻った時は、何だか自宅に帰って来たようでホッとしますね。人というのは心を寄せ合って、協力し合うことが大切です。
ここには、そんなあたたかいつながりがあって、とても居心地がいいんです。
T・Kさま(男性・大正13年生まれ)